香川県はまたの名を『うどん県』と呼ぶくらいうどんが有名ですよね。
そして香川は美味しいうどんを非常に安く提供しているお店が多いのも魅力!
今回は香川のエリアの中でも“丸亀”エリアで外せない有名店をひとり車で巡ってきましたのでレビューしたいと思います。
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同じうどん店といえど提供スタイルは様々
香川にはうどん店がたくさん存在していますが、お店によってうどんの提供のスタイルが全然違います。
また、単にうどんと言っても茹で方・味付けなどにも種類があります。
定番の提供スタイルと基本の注文メニュー(茹で方)を簡単に予習しておくのがオススメです。
【お店の提供スタイル】
・セルフ→はじめにうどんの玉を注文し、味付けやトッピングは自身で行うスタイルで、香川で一番主流のタイプ。
・製麺所→基本はセルフ店と同じスタイルで、本業は製麺所なので敷地の一角でうどん提供を行なっているスタイル。
職人さんの仕事ぶりや製麺所の雰囲気を直に感じることが出来る。
・一般店→通常の飲食店と同じように、席についてから定員さんにメニューをオーダーし、席に料理を持ってきてもらえるスタイル。
・釜揚げ麺(あつ)
①釜揚げうどん→茹でた麺を水で締めずあつあつのまま提供。茹で汁ごと麺が提供され、つけ麺のような感覚でダシにつけて頂く。
②釜玉→釜揚げの麺に生卵を絡めて、醤油やダシで味付けして頂く。
・水締め麺(ひや)
①醤油→水で締めた麺にシンプルに醤油だけで味付けしたうどん。麺の味や香りをダイレクトに楽しめる。
②ぶっかけ→水で締めた麺にダシ醤油をかけてよく混ぜて頂く。
③かけ→水で締めた冷たい麺に、暖かいダシをかけて頂く。ひやあつと呼ぶのが一般的で、厳密に区分けすると、
ひやひや→冷たい麺と冷たいダシ
あつあつ→熱い麺と熱いダシ
など、麺の温度とダシの温度を好きなように組みわせて頂くうどん。
がもううどん
がもううどんさんは、昔ながらの讃岐うどんを提供する製麺所スタイルのお店で、朝から行列の超有名店です。
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まず入口で、麺の量と麺の温度(ひやかあつか)を店員さんに伝えます。
その後、天ぷらをセルフでトッピングし、うどん代と合わせてお会計です。
あたたかいかけ出汁や醤油など味付けはその後にセルフで行います。
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麺は小(1玉)で、茹でた後に水で締めてもらう“ひや”、そこにあたたかいかけ出汁を注いで食べる“ひやあつ”の小で頂きました。
讃岐うどんらしい、麺のモチモチとした弾力感が特徴で、出汁もイリコの風味がしっかりと感じられる味でした。
店内は席がほんの数席しかないので、大半のお客さんはうどんをもらった後、外の席でうどんをすすっていました。
手打うどん 田村
“田村”さんも、製麺所スタイルの昔ながらの店構え。代々伝わる製麺の技を受け継いだ職人気質の店主さんが印象的なお店です。
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こちらも、はじめに麺の量と暖かい麺か冷たい麺(水で締めるか)を伝えます。
そのまま厨房(麺を打ったり茹でたりしているエリア)に入って麺を受け取ります。
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最初は、えっ?!入っちゃっていいの??って感じですが大丈夫みたいです笑
その後、トッピングや味付けも厨房内にありますので自身で行います。
厨房のさらに奥に座席(倉庫っぽい雰囲気の場所でなんとも味がある笑)が用意されています。お会計は食べ終わってから最後に行います。
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讃岐うどんの部類の中でもかなりコシがあって、太麺なのでしっかりとした食べ応えがあります。
麺の香りや食感を楽しむのがオススメということで、味付けはシンプルに醤油のみで頂きました。
昔ながらのお店という感じでしたが、支払いに“PayPay”等のバーコード決済が使えたのも嬉しいポイントでした。
なかむら
看板猫ちゃんの存在が癒される、“なかむら”さん。こちらも行列必須の人気店です。
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こちらはセルフスタイルのお店で、メニューから好きなうどんを注文し、麺を受け取ったら会計です。
ネギやしょうが、かけつゆはセルフスタイルです。席数も豊富で室内席も木のぬくもりを感じられる清潔感のある作り。野外席も広々としていて開放的でオススメです。
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猫ちゃんに癒されながら食べるなら野外がオススメ!
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“なかむら”さんの名物は、釜玉うどんとの事で、迷わずこちらをチョイス。卵はこだわりの“オリーブ卵”を使用していて、注文すると店員さんが割り入れてふんわりとかき混ぜてくれました。
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“なかむら”さんのうどんの特徴は、麺が比較的細く柔らかめという事。優しい食べ心地です!
かけ出汁の味を楽しみたい時は、釜玉うどんを半分ほど食べたら、セルフのかけ出汁を注ぐと、釜玉とかけうどんの両方の味が楽しめるのでオススメだそうです。
ちなみに出汁のお味も優しい味ながらもしっかりとダシの風味を感じられるといった様なかんじでした。
日の出製麺所
こちらは1930年(昭和5年)創業の伝統ある製麺所で、お店の名前の通りあくまで製麺所が主の為、店頭でうどんを食べられるのはなんと昼の1時間の営業時間内のみ。幻のうどん屋さんです。
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しかも開店から先着100名は香川県産小麦“さぬきの夢”100%使用の限定うどんを食せるという事で、開店前よりかなりの行列を作っています。
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私も開店30分前に並びましたが、すでに20〜30人は前に並んでいた感じでした。
めでたく100名以内に並べていると、お店の方が「今お並びのお客様は、さぬきの夢でご提供です」と教えてくれます。(ちなみに限定100食が終了の後は、独自配合の麺を使用したうどんを提供という事でした。)
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列に並ぶと、お店の方が麺の量(大・中・小・釜玉)、麺の温度(熱い・ぬるい・冷たい)を聞きに来てくれます。
麺は、熱いか冷たいかの2択というお店がほとんどですが、“日の出製麺所”さんはなんとも珍しい、『ぬるい』という概念(種類)があるのがポイントです。
開店前からかなりの行列でしたが、お店の方の役割分担と手際がすごく良いなというのが印象的で、並んでいる人数の割には回転がとても早いのが良かったです。
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ぬるい 小
順番が来ると席に通されて、まもなくすると「ぬるい麺“小”の方〜」と注文したうどんがコールされるので受け取ります。
ネギ・しょうがなどの薬味、かけダシはテーブルごとに用意されているのでセルフで味付けします。私は冷たいかけダシで頂きました。
盛り付けられている器もとてもステキなデザインです。こういった部分にまでこだわっているという所はとても信頼出来る感じがしてテンションがさらに上がります。
うどん自体にもとても綺麗なツヤがあるように感じます。『ぬるい』で注文した肝心のうどんのお味はというと、ほんとに“ぬるい”というワードがピッタリといった感じの温度で提供されています。なのでとても口当たり喉越しが良い様に感じます。
麺の歯応えも、絶妙な弾力感で硬すぎず柔らか過ぎず、心地よいモチモチ感でした。
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この日4軒目で正直おなかいっぱいかなという感じでしたが、あまりの美味しさにこの麺だったらいくらでも食べられるそう!と衝撃的でした。
また、天ぷらなどのトッピングもテーブルに数点置かれているのですが、これも食べた分だけ後で自己申告というなんとも信頼がモノを言うシステムを採用しています!
ですので料金も後払い制で、うどんの種類と食べたトッピングがあればそれを最後にまとめて申告して、お会計という流れになります。
讃岐の味 塩がま屋
こちらは、一般的な飲食店スタイルのお店で、まず座席に通されたらメニューを見て注文し、完成された状態の料理がテーブルに提供されるといったスタイルのお店です。
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JR宇多津駅前の立地ながらも、駐車場も十分に用意されているアクセスしやすいお店です。
また、営業時間も夜20時半までと、長く営業してくれているのもありがたいですね。
こちらはうどん店ではありますが、サイドメニューも充実しています。特に香川名物“骨付鳥”も食べられるというのが観光客には嬉しいポイントではないでしょうか。
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うどんは甘辛く煮た香川のブランド牛・オリーブ牛がトッピングされたうどんを注文。麺の量は半玉から選べるので、麺の量をたくさん食べれられないという方にも嬉しいポイントです。
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うどんのお味は、一般店ならではの万人ウケの良いクセのない弾力感・味です。骨付鳥もスパイシーさが特徴的でお酒が進みそうな味といったところです。
うどん単体を味わうというよりかは、お酒を一緒に楽しんだり、家族やグループでゆっくりうどんや料理を楽しむのにもオススメかなと思います。
カウンター席も広々と用意されているので、もちろんひとりでも入店しやすいですし、私が行った際も女性も男性もひとりで食事を楽しんでいる方もいらっしゃいました。
支払いは多くの飲食店と同じオーダー伝票をレジに持っていくタイプの後払い制です。
中村うどん
こちらのうどんはすべて手作業で打たれた麺を提供するこだわりの有名店。地元のリピーターの方も開店前から並んでいらっしゃいました。
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“中村うどん”さんも、セルフスタイルのお店ですので、はじめに麺の量と麺が熱いか冷たいかをオーダーします。
メニューを見ると、冷たい麺のしょうゆが、店主さんオススメとのことでそちらを注文。
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冷たい麺しょうゆ 小
麺を受け取ったら、中央に置いてあるしょうゆ・薬味、トッピングしたい人は天ぷらを乗せます。
しょうゆは、関東の人にはあまり馴染みのない”濃口しょうゆ”で色が薄いですが味はしっかり濃いので、かけ過ぎに注意です。
さっぱり頂きたいなという感じでレモンと大根おろしを薬味に。
大根おろしは、薬味コーナーに適当な大きさに切られた大根のブロックがそのまま並べられているので、一緒に置かれているおろし器で自分でその場で器にすりおろします。
レモンの爽やかさとおろしたての大根おろしで適度にピリッとした味が、麺自体のコシや喉越しをうまく引き立ててくれている感じがしてとても食べやすかったです。
支払いは後払い制です。
山とも
“山ともさん”は、先ほどの“中村うどん”さんと比較的距離が近く、車で2〜3分のところに位置しています。
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入り口に顔ハメパネルが置かれていて、とてもユニークな印象のお店です。
店内に入ると、上の方に置かれたテレビでバラエティ番組が流れていたりと地元の人気食堂といった親近感のあるあったかい雰囲気でした。
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ひやあつかけうどん 小
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“山とも”さんもセルフスタイルのお店で、おすすめはひやあつのかけうどんとのことで、そちらをオーダー。
麺は柔らかめですがコシも感じられ、比較的細麺です。そしてあたたかいおダシがなんとも優しいホッとするお味。塩分が控えめの様に感じられますので、おダシも全部飲み干してしまいます。
支払いはうどんを受け取る時にお会計する先払いです。
純手打うどん よしや
こちらもこだわりの純手打ち麺を提供する超有名店。駐車場も常に満車で警備員さんが立っている程でした。
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数日前に、某超有名密着ドキュメンタリー番組に店主さんが取り上げられていたので、さらに混雑していたのかなという印象でした。
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“よしや”さんは、季節ごとに期間限定の変わり種うどんを提供することでも人気のお店。
私が訪れた7月は、夏季限定メニューの“すだちひやひや”という見た目にもなんとも涼しげなメニューがあったのでそちらを注文。
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セルフタイプのお店で店外にメニューパネルが立ててありますが、注文は行列の一番最後“食券機”にて。というスタイルでした。
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1つだけ残念だったのが、オペレーションが全体的に非効率で、お店が全然まわってないな…という印象だったこと。今回訪問したうどん店さんの中でもダントツの待ち時間の長さでした。時間に余裕を持って訪れるのがオススメです。
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約1時間弱並んで、やっと食べられる〜といった肝心のうどんのお味は、王道讃岐うどんの麺のモチモチ感で文句なしの美味しさ。
「薬味は無しがおすすめです。」との店員さんの言葉通り、シンプルに程よいすだちの酸味が感じられる爽やかなおダシの味が、暑い夏でもさっぱりと頂けました。
手打十段 うどんバカ一代
最後は丸亀エリアではなく、高松エリアのお店ではありますが、有名人の方もたくさん訪れる超有名店との事で、車を少し走らせ行って参りました。
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駐車場も完備されていますが、最寄駅のことでん花園駅から徒歩10分ということもあり、好立地です。
私が訪れたときはタイミング良くほぼ待ち無しで入店出来ましたが、その後も続々お客さんが入店していました。
なんともインパクトのあるお店のネーミング通り、看板メニューもこちらの見た目にも華やかでインパクト大の、釜バターうどん。注文はセルフスタイルのお店です。
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釜バターうどん 小
卵は自分で割り入れます。ネギなど薬味は注文台付近にあります。
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麺は“小”で注文しましたが、それなりのボリュームがあるように感じました。カルボナーラを彷彿とさせるお味は、シンプルなかけうどんに飽きた時にはパンチがあっておすすめです。
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バター感が少し物足りなく、もう少しバター多くても良いかな?という感じでした笑
うどん巡りには車でまわるのがオススメ!
丸亀エリアのうどん店を巡るなら、車が便利です。有名店は同じエリアといえど、密集している訳ではなく、それなりに距離が離れています。
また駐車場が完備されているお店がほとんどなので安心ですし、効率よくハシゴをするのには車があった方がたくさん廻れてオススメだと思います。
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ちなみに私は、高松空港でレンタカーを借りてうどん巡りにも活用しました。
各種旅行予約サイトでは、ホテル・旅館とレンタカーがセットで予約できるプランも多く、料金もお得になることが多いのでオススメですよ。
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